韓国だけでなく日本でも高い人気を誇る女優、ハン・ヒョジュ。
彼女の演技は「透明感」と「深み」を兼ね備え、どんな役を演じても自然に惹き込まれてしまいます。さらに、日本語がとても上手いことでも知られており、日本の作品にも出演している実力派です。今年は小栗旬さんとW主演でも話題の「匿名の恋人たち」にも出演。(詳細はこちらから)
この記事では、ハン・ヒョジュさんの魅力をたっぷりと紹介しながら、代表作のドラマ「ハピネス」「ムービング」を中心に、彼女の演技力や人柄、日本語が上手い理由まで深掘りしていきます。
ハン・ヒョジュとは?清楚な笑顔に隠された演技への情熱
ハン・ヒョジュさんは1987年生まれの韓国出身女優。デビューは2005年のドラマ『ノンストップ5』で、その後『華麗なる遺産』で一躍トップ女優の仲間入りを果たしました。
彼女の特徴は、どんな役にも自然に溶け込む柔らかくも芯のある演技。清楚で親しみやすい雰囲気の中に、強い意志や繊細な感情を表現する力があります。
また、作品ごとに違った印象を与える“カメレオン女優”としても知られています。恋愛ドラマ、サスペンス、アクションなど、ジャンルを問わず彼女の存在感は際立ちます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ハン・ヒョジュ(Han Hyo Joo) |
| 生年月日 | 1987年2月22日 |
| 出身 | 韓国・忠清北道清州市 |
| 身長 | 172cm |
| デビュー作 | 『ノンストップ5』(2005年) |
| 代表作 | 『華麗なる遺産』『トンイ』『ハピネス』『ムービング』 |
話題のドラマ「ハピネス」──感染症がもたらす極限の人間ドラマ
ハン・ヒョジュの代表作の一つが、2021年に放送されたドラマ『ハピネス(Happiness)』です。この作品は、感染症が蔓延する高層マンションを舞台にしたサスペンス×ヒューマンドラマ。
彼女が演じるのは、特殊部隊出身の警察官ユン・セボム。感染の恐怖と不安の中で、人間の欲望や善悪がむき出しになる――そんな極限の状況下で、彼女は冷静さと優しさを持ち続ける主人公を熱演しています。
このドラマでの見どころは、次の3点です。
- アクションと心理描写の両立された演技力
- 相手役パク・ヒョンシクとの息の合ったコンビネーション
- 社会問題を映すリアルな設定と、そこに光る人間愛
ハン・ヒョジュさんの力強くも温かい演技が、ドラマ全体に深い余韻を与えています。「ハピネス」は単なるサバイバル作品ではなく、“希望を失わない人間の美しさ”を描いた名作です。
ハピネスの詳細はこちらから
「ムービング」──超能力×家族愛が生み出す新たな感動
2023年に配信されたドラマ『ムービング(Moving)』は、ハン・ヒョジュのキャリアにおいて新たな代表作と呼べる作品です。Disney+で公開され、韓国国内外で大ヒットを記録しました。
このドラマでは、超能力を持つ親と子が秘密を抱えながら生きる姿を描いており、ハン・ヒョジュは空を飛ぶ能力を持つ母親・イ・ミヒョンを演じています。
彼女の演技は、静かでありながら圧倒的な存在感。母としての優しさ、そして“強く生きる女性”としての信念が見事に融合しています。特に印象的なのは、家族を守るために危険に立ち向かうシーン。セリフが少なくても、目の演技だけで心情が伝わる――それがハン・ヒョジュの真骨頂です。
『ムービング』は、アクションだけでなく人間ドラマとしても高く評価され、「涙が止まらなかった」「母親として共感した」との声が多く寄せられました。
ムービングの詳細はこちらから
日本語が上手い理由とは?日韓をつなぐ自然体の魅力
ハン・ヒョジュさんは日本語がとても上手いことで知られています。その理由は、日本映画への出演経験と語学への努力にあります。
特に有名なのが、2015年に公開された映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』(共演:相葉雅紀)。この作品で彼女は、日本人キャストと自然に会話する姿を披露し、その流暢な日本語が話題になりました。そして今年は日韓共同制作の「匿名の恋人たち」で小栗旬さんと共演しており、とても上手に日本を話されています。
このドラマの撮影のために2024年の1年間、日本に滞在し日本語の勉強もしていたそう。また、インタビューでも日本語で受け答えする場面が多く、丁寧で落ち着いた話し方に好感を持つファンが多数。彼女は「言葉を学ぶことで文化を理解できる」と語っており、まさに“心で通じ合う”演技を体現しています。
日本でも人気が高い理由は、以下のような要素にあります。
- 穏やかで優しい雰囲気
- 礼儀正しく謙虚な姿勢
- 言葉を大切にする誠実さ
ハン・ヒョジュさんは、国境を超えてファンを魅了する“グローバル女優”といえるでしょう。
映画・ドラマで見せる多彩な表情と今後の期待
ハン・ヒョジュさんはこれまで、映画でも数々の名作に出演してきました。
| 公開年 | 作品名 | 役柄 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 2012年 | 『王になった男』 | 王妃役 | 歴史大作で繊細な感情を熱演 |
| 2015年 | 『ビューティー・インサイド』 | 主演・イス | 相手が毎日違う姿になる恋人を愛する女性 |
| 2018年 | 『ゴールデンスランバー』 | ソニョン | 逃亡劇の中で友情と信頼を描く |
| 2022年 | 『パイレーツ:失われた王家の秘宝』 | 海賊団のリーダー | コメディ×アクションの新境地 |
映画ごとにまったく違う魅力を見せるのも、ハン・ヒョジュさんのすごさ。清楚なラブストーリーから迫力あるアクションまで、幅広い表現力で観る人を惹きつけます。
そして、今後の活躍にも大きな期待が寄せられています。「ハピネス」や「ムービング」で見せた強さ、「ビューティー・インサイド」での繊細な感情表現。
これらをすべて兼ね備えた彼女は、これからも韓国ドラマ界を牽引していく存在でしょう。
ハン・ヒョジュは“演技で心をつなぐ”女優
ハン・ヒョジュさんは、美しさだけでなく、人の心に寄り添うような温かさと芯の強さを持つ女優です。「ハピネス」では極限の恐怖の中でも希望を信じる姿を、「ムービング」では母としての深い愛情を見事に表現しました。
さらに日本語が上手く、日本のファンにも近い存在として愛されています。彼女の作品はどれも、“人間らしさ”を思い出させてくれるものばかり。もしまだ観たことがない方は、私のおすすめでもある「ハピネス」と「ムービング」からハン・ヒョジュの世界に触れてみてください。一度観たらきっと、彼女の虜になるはずです。


コメント